以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「旧編 新・これが本物の NLP だ!」第 20 号 (2004.8.25 刊) からの抜粋引用です。

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今回は、英国 NLP 学院日本校関連の『What’s New (最新情報)』をお伝えします。今号は、単なる情報提供のみのメルマガとなります。


1. ジョン グリンダー氏の来日正式決定!

私は、NLP 共同創始者のジョン グリンダー氏と 15 年以上の親交がありますが、このたび、私の招聘要請交渉に応じていただき、同氏は、来年 3 月に来日されることが正式に決定しました。

グリンダー氏はビジネス パートナーであるカルメン ボスティック女史とともに来日されますが、来日中の同氏の活動としては、英国 NLP 学院主催の「プラクティショナー コースとマスター プラクティショナー コースの合同グループ」での特別トレーニング セッションと、別途 JMA 主催のビジネスマン向けの 1 日ワークショップ開催が予定されています。

なお、グリンダー氏の来日は今回が初来日であり、また、私が調査したかぎりおいては、もう一人の NLP 共同創始者のリチャード バンドラー氏もまだ未来日のようですので、グリンダー氏の来年 3 月の来日が、NLP が 30 年前に創始されて以来 「NLP 共同創始者の初来日」ということになります。(バンドラー氏に関するこの情報が誤りである可能性もありますが、もしそうであれば、読者の方のご指摘を受けたいと思っています。)

さらに、国内の NLP 団体は、日本における NLP 黎明期の経緯のせいか、ほとんどすべてバンドラー氏系のようにも思える (一部 NLP ユニバーシティと提携している団体もあるようです) 一方で、グリンダー氏系と見なすことができる団体は皆無のようにも思えます。私には、この事実が、国内では「NLP はテクニックである」という評価が強く、理論的な枠組みが広く伝わっていないことと深く関連しているように思えます (前者はバンドラー氏の志向であり、後者はグリンダー氏の志向だからです)。

2005 年 3 月のグリンダー氏日本招聘をきっかけに、日本でも、NLP の確たる理論的基盤が構築されることで、「実践系の NLP」と「理論系の NLP」の発展性のある融合が始まることを切に望んでいます。NLP の初期のワークが NLP 本としてまとめ上げられたとき、直感的に多くのことが見え、達成できたバンドラー氏の実践的ワークを、時間をかけて理論的なモデリング ワークの枠組みに収めたのがグリンダー氏だった歴史的事実を鑑みても、両方の志向性が統合されて初めて「本物の NLP」が理解でき、さらには、バンドラー氏の一見直感的に見える「派手な」ワークも、さらに冷静に見ることで、その価値をさらに客観的に、適切に評価することができるようになる、と私は信じています。

なお、英国 NLP 学院が今後将来的に、ジョン グリンダー氏が主催する NLP 団体の枠組みに参画する可能性もあります。

グリンダー氏の来日に関する詳細情報は、以下の Web サイトでアクセス可能です。

http://www.nlpjapan.com/grinder.htm


2. 北岡泰典の NLP 個人レッスンの開始

このたび、人々のエクセレント ライフのためのツールとしての NLP を使って自分の人生を切り開いていくことをサポートするために、私自身が JMA にて NLP 個人レッスンを開始することになりました。

このセッションにて達成できる技術は、ビジネス シーンでの自信の獲得、キャリアアップ、職場のコミュニケーション力向上、目標の明確化、恋愛関係改善、ダイエット、親子関係、不安解消、(スポーツ選手、芸術家、パブリック パーフォーマー等の) ピーク パフォーマンスの引き出し方、加速勉強法、経営者の経営力向上、コース参加前の事前知識獲得、といったものです。

たとえば、現在、オリンピックが開催中で、日本人のスポーツ選手の方々の世界的な檜舞台での活躍がますます目立ってきていますが、そういう選手の方々にさらなるパフォーマンス増強技術として非常にパワフルな NLP を、私の個人レッスンでお伝えしていくことも可能であると、思っています。

また、最近インターネットで、「Web ページに書かれているように NLP が画期的なものであるならば、NLP を読んだだけではダメで、実際にワークショップなりで教えを受けないとわからないということなので、一度受講してみようかとも考えたのですが、現段階ではリスキーに思っています」といった意見を述べられているのを拝見しましたが、このような方々がもし私の個人レッスンを受けられれば、「北岡式 NLP」と「北岡式学習加速法」がどういうものであるかがわかり、私の NLP コースへの参加の是非の判断基準ができるのではないかと思わせていただいています。

さらに、先週末にあったコース モジュールでは、大阪プラクティショナー コース第一期生の中でも、個人的に自分自身あるいは知人の方々に私の個人セッションを受けることに興味をもたれている方がいるようだったことを、うれしく思いました。個人レッスンは、今後 JMA 大阪でも開講される予定です。

北岡泰典の NLP 個人レッスンに関する詳細情報は、以下の Web サイトでアクセス可能です。

http://www.nlpjapan.com/lessons.htm


3. 英国 NLP 学院日本校主催の NLP 資格コースへの編入参加制度

他団体で NLP コースを学び資格を取得された方が英国 NLP 学院日本校で学びたい、学びなおしたいと思われる場合もあると思われますので、そういう資格取得者の方々のために本学院主催 NLP 資格コースへの編入参加制度が設けられることが正式決定しました。編入参加が認められた場合は、一定のコース参加料の割引が適用されることになっています。

私自身、過去、数年前に、国内の他の団体でマスター プラクティショナーの資格を取得された方々にお会いしたことがありましたが、ごく基本的な初級 NLP モデル (コンセプト) をその団体の初級および上級コースで学んだことはない、といったことを直接お聞きして、正直びっくりしたことがありました。

その意味も含めて、私の資格コースへの新編入参加制度によって、国内の NLP 業界全体のレベルの「底上げ」に少しでも貢献することができれば、と願っています。

なお、今後将来開講される予定の英国 NLP 学院日本校主催の「トレーナーズ トレーニング コース」の参加資格条件として、本学院主催の「マスター プラクティショナー コース」修了資格取得者であること、とします。

また、本編入参加制度を利用して本学院主催の「マスター プラクティショナー コース」への編入を希望される方々に関しては、諸々の理由から、一定レベルの初級 NLP モデルについて知識を体得していることが上級コース参加の必要条件となりますので、私自身が編入希望者に対して面接試験を行うこととさせていただきます。

英国 NLP 学院日本校主催の NLP 資格コースに関する詳細情報は、以下の Web サイトでアクセス可能です。

http://www.nlpjapan.com/admission.htm


4. 日本メンタル ウェルスネス協会の設立

このたび、心理学・心理療法を包括する質の高い療法家の育成、情報の提供を行う機関として、JMA が新たに「日本メンタル ウェルスネス協会」を設立することになりました。同協会が認定できる内容を学んだ方には認定書が発行されます。

認定資格には、1) JMA 主催の心理学特選講座とヒプノ ポテンシャル マスター コース、および英国 NLP 学院日本校主催の「プラクティショナー コース」を修了し、面談査定に合格した方に与えられる「認定心理パラカウンセラー」と、2) 心理学系学会への所属、学会でのレポートの提出、JMA の心理特選講座の再受講、英国 NLP 学院日本校主催の「マスター プラクティショナー コース」の修了、等一定の条件を満たした心理パラカウンセラーに与えられる「認定心理カウンセラー」の二種類があります。

個人的には、私は、このような条件を満たして認定された心理パラカウンセラーおよび心理カウンセラーは、非常に高いクオリティー コントロールのハードルをパスした心理学者として、心理学、心理療法の枠を越えた国内の多方面の分野に渡って質の高いカウンセリング/ファシリティテーション ワークのサービスを提供できる方々になるであろう、と考えています。

特に、私が 21 世紀以降の国際化の時代に、効果的なコミュニケータたらんとしている人々にとってコンピュータの OS のような必須知識として習得が必要であると主張している (「語学力」、「コンピュータ操作力」に加えた) 「NLP」の資格認定コース参加修了が、日本メンタル ウェルスネスの認定資格取得条件の中に組み込まれたことは、私の主張が裏付けられたようで、非常にうれしいかぎりです。

JMA 設立の日本メンタル ウェルスネス協会に関する詳細情報は、以下の Web サイトでアクセス可能です。

http://www.jma.jp.org/mentalwellnesshomepage/


5. 英国 NLP 学院日本校の新 Web サイト

英国 NLP 学院日本校の新 Web サイトが以下の URL に新設されました。

http://www.nlpjapan.com/

これを機会に、今後とも内容的にさらに充実させていきたいと思っています。

作成 2023/10/17