以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「新編 新・これが本物の NLP だ!」第 50 号 (2015.10.31 刊) からの抜粋引用です。

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今回は、以下のトピックがカバーされています。

1.北岡、遂に自己啓発/NLP 業界における「コペルニクス的転換」の大発見をする!

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1.北岡、遂に自己啓発/NLP 業界における「コペルニクス的転換」の大発見をする!

最新情報 1: 「現実という名のロール プレーイング ゲーム」半日ワークの開講が決定しました。詳細は、以下のメルマガにあります。

http://www.kitaoka.co/magazine/new/new_054.htm

なお、同じ情報が Facebook にもあります。

https://www.facebook.com/events/430528737153330/

最新情報 2: 北岡の「『コペルニクス的転換』の大発見のまとめ」が以下にアップロードされています。まず、このまとめをお読みください。

http://www.kitaoka.co/magazine/new/new_053.htm

最新情報 3:もっとも最近私の個人セッションを受けた方から、以下の「衝撃的な感想」が来ています。

「今日は、爆発しましたね。
今までのセッションの中で、最も衝撃的でした。
また、今まで理想の現実化について腑に落ちていなかったところがストンと落ちた感じです。
そう、無限のポテンシャルを感じました。
今後これらのワークをやり続けて、現実と思われていたマーヤがどう変化するか楽しみです。
ただ、思ったのですが、これを極めれば、他のワークは必要ないのではないですか?
今後のセッションどうしましょう(笑)」

私は、NLP 資格コース業界から離れた後は、「経営者/医師/士業向けエグゼキュティブ」と「コーチ/カンウセラー/セラピスト/NLP トレーナー等向け独立支援」の二種類の個人セッションを開講してきていますが、最近、自己啓発/NLP 業界における「コペルニクス的転換」の大発見を「してしまった」ので、本メルマガでぜひ報告させていただきたいと思いました。

この「コペルニクス的転換」の発見に基づいた新しいワークを施術させていただいた複数のクライアントの方からは、「これまでで一番腑に落ちました」、「今までの NLP のコンテンツとはまったく別の次元の『NLP の現実へ落とし込み』に関するノウハウなのでびっくりしました」といった感想をもらっていますので、おそらく、自己啓発/NLP 業界で最大の問題となっている (新習慣を定着させるための自己適用が長続きしないという)「三日坊主」の問題の最終解決策となるノウハウなのではないかと個人的に思っています。

私は、NLP 資格コース業界から離れた後ずっと、この「三日坊主」の問題解決策を模索してきていて、最近の私のイブニング等のワークでも、二、三の新北岡テクニックを紹介させていただきましたが、実のところ、これらはあくまでも「テクニック」であり、上記のクライアントの感想にあるような「今までの NLP のコンテンツとはまったく別の次元の『NLP の現実へ落とし込み』に関するノウハウ」ではありませんでした。

このおそらく「打ち止め」となるであろう「NLP の現実へ落とし込みに関するノウハウ」は、ひょんなことから発見されたのですが、実は、私自身、NLP を学び始めた 1988 年からずっと一貫して無意識的に行ってきているものである一方で、最近、意識的に明示化できるまで、(今まで NLP を教えてきた 1,000 人以上の受講生の) 誰にも口で説明できていなかったほどの「灯台下暗し」的なノウハウです。

その意味で、私自身、そして、このノウハウを伝授したクライアントの方にとって、このノウハウは、もしかしたら数多くの自己啓発/NLP 業界の方々が真の自己変化と自己拡張と独立自立を達成するために喉から手が出るほど欲しいと思っているものではないかという結論に至っています。

以下、「NLP の現実へ落とし込みに関するノウハウ」を説明させていただきます。

まず第一に、1988 年に英国で NLP を本格的に学び始めたとき、私は、NLP と英語学習は、講義中 (英語の場合、学校で) 学んだ技能を実際の現実の現場で生かすことができ、どんどん自分の人生が変わっていって楽しくなる (英語の場合は、実際の欧米人とまともに話ができて楽しくなる) という意味では、「人工の場で学んだノウハウを実際の現場に適用できる」という同じメカニズムをもっていることに気づき、NLP を徹底的に自己適用しましたが、国内で 12 年間 NLP を教えていて、この意味での NLP の自己適用の「面白さ」と「醍醐味」と「興奮」を覚えた、という NLP 学習者に会ったことはほとんどありませんでした。

その中で、最近、私の個人セッションのクライアントの一人から、私のワークを含め、過去 4 年間くらい NLP を学んできていて、アンカーリング、ラポール、ペーシング、リーディング、バックトラッキング、リフレーミング、パターン中断、その他の NLP に関しての諸々の左脳的な知識と演習経験がかなり豊富なのに、派遣社員の仕事で同じ凡ミスを繰り返しているという報告を受けて、改めて、なぜ現実の日常生活の場で「リアルタイム」的に NLP を自己適用できないのか、不思議でたまらなくなりました。

この問題を解決するための方法を模索していたとき、1988 年に NLP を学び始めたときに、私が極めて重要と思った NLP 用語に出会ったことを思い出しました。

その用語は、「Choice Point (選択点)」というもので、これは、現実の場で、右に行くのか左に行くのか真っ直ぐ行くのか選択できる時点のことを言います。

(通常は、人間は、ほぼ 100% アンカーリング (条件反射) の犠牲になっていて、機械ロボットとして生きているので「選択点」はありません (= 自由がありません) が、NLP 等を学んだり、瞑想したりして、自分の思考パターンが見えてくると、たとえば、後追い的にであれ、「ああ、あの時点で、この別の選択肢を取っていれば、結果がよくなっていただろうに」というふうに選択点を多くもつことができるようになり始めます。)

実は、私は、この「実際の日常生活の現場での『選択点』」で、「リアルタイム」に選択肢を増やせるまさにその方法論が NLP であることがわかり、この意味で、「NLP を現実に徹底的、包括的に適用」してきたのですが、私の個人セッションのクライアントの多く (ということは、必然的に、私の過去のコース/ワーク参加者の多く) は、この意味での NLP の現実への適用をしてきていないことが判明した次第です。

この点について、上述の複数のクライアントからは、「ほとんどの日本人は、デカルト/ニュートンのパラダイムの中で生きていて、『現実』は変わらないと思いこんでいるので、現実を離れて家に帰ってきて NLP 演習をする場合、その『現実の思い出し方』を変えて、気休めを体験する自己満足あるいはマスターベーション作業となっている」とか「NLP でいくら現実を変えようとしても、牛の糞の上にケーキを載せているようなものになっている」とか「NLP は、現実のリアルタイムでの自己変化のためにあるのではなく、自宅に戻って NLP 演習を再現なく繰り返すだけで、次の同じような現実の状況に実際に出会ったとき、何も考えなくても最高のパフォーマンスを発揮してくれるものだと思っていた」とかいった反応をいただいたので、私は、これらのコメントすべてに対して「なぜ、(学校の英語の授業で学んだものを実際の現場で生かして外国人とまともに話ができるようになる場合のように) 講義で学んだテクニックを現場でリアルタイムで使って、現実を自分の思うように変えていくことができない NLP に何十万、何百万円も投資するのか、私には意味がわからないです」と答えさせていただきました。これに対しては、「おそらく、紙の資格認定書だけに意味を見出しているのではないでしょうか」といった返答をもらいました。

ちなみに、上記の最後の「自宅に戻って NLP 演習を再現なく繰り返すだけで、次の同じような現実の状況に実際に出会ったとき、何も考えなくても最高のパフォーマンスを発揮してくれるものだと思っていた」というコメントについてですが、もちろん、「次の同じような現実の状況に実際に出会ったとき、何も考えなくても最高のパフォーマンスを発揮してくれる」といったことは実際にはあまり起こらないので、このことを根拠に学習者が「NLP は効果がない」と決め込んでしまう傾向にあることが判明しました。

実は、NLP のすごさは、「隔離された人為的」なロールプレーの演習の場ではなく、「実際の現場」のリアルタイムの「選択点」で、今までと同じ行動を無意識的に取るのではなく、自分の状況と相手の状況のカリブレーション (観察) に基づいて、(たとえばですが、前日の夜に行った NLP 演習の「演習前と後」の比較の体験を役立たせながら) その場で最適と思われる行動選択肢をリアルタイムに選び続けることができるようになることにあるのであって (これは、アスリートが実際の試合で、最高のパフォーマンスが出せるように、日頃の反復練習の成果を利用することと同じメカニズムです)、選択点で、意識的にも無意識的にも何の努力もしない機械的ロボットとして最適な選択肢を取り続けることは、単にありえません。この考え方は、学校の英語の授業を左脳的に理解できさえしたら、即欧米人と自由に会話ができるようになると思うことと同じくらい馬鹿げています。

また、NLP では、選択点では、少なくとも 3 つ以上の可能性としての選択肢をもっていることが勧められていますが (3 つ以上の選択肢があれば、自由になると言われています)、常にリアルタイムで、これらの選択肢を見つけ、最適なものを実践に移すという作業が継続的に続きます (これは、常に、生きた、何を言うかわからない外国人を前にして、耳を澄まして言っていることを聞き、相手の表情と仕草を観察し続けると同時に、内面的には常に統語と文法に注意を払い続けるプロセスと同じことです)。

たしかに、このような「疲れる継続的作業」は、「即効性と無意識的技能獲得」を求めている NLP 学習者は忌み嫌うことかもしれませんが、この泥臭い作業を通じて、自分の人生が好転することを一度でも体感できれば (英語の場合、相手との会話が楽しくなれば)、反復的な作業もそれほど苦になくなります (事実、上述したクライアントの一人は、「このノウハウさえあれば、誰でも演習の自己適用をするはずです。6 ヶ月も続けたら、北岡さんの言う天才になれると思います」とコメントされました。また、別の方は、ワーク後の感想として、「NLP の効果を感じられなかった自分は、自分のやり方がわるいのか、そもそも効果があるのか、と悶々としていましたが、今回の個人セッションで『選択点』の概念を教えていただいて、一気に腑に落ちました。今回、教えていただいた選択点という概念を真っ先に教えれば、NLP にあまり効果を感じられないという人がいなくなるのではないのかと思いました。私自身、もう以前の自分に後戻りはしないと確信しています」とコメントされました)。

結論としては、私は、常日頃、「NLP は現実を変える」、「NLP の自己適用が最重要だ」とは言ってきていましたが、あくまでも NLP 演習の自己適用は、「リアルタイムでの実際の現場での選択点の決断に間接的に役立つ」という意味合いでしか言ってきていなかった、ということが灯台下暗しとしてわかった、ということです。

実は、上記の「ほとんどの日本人は、デカルト/ニュートンのパラダイムの中で生きていて、『現実』は変わらないと思いこんでいる」というコメントをされた方は、「北岡さんは、NLP を学ぶ前から『現実は仮装現実でしかない』ことを知っていたのですか?」という興味深い質問をされたのですが、私は、間を置いた後、「はい、知っていました。私は、NLP を学び始める前の 80 年代前半に米国西海岸で、故吉福伸逸氏の晩年のセラピー ワークのような、相手と殴り合いをするようなワークに数多く参加したのですが、たまたまワークでパートナーになった他の人に自分自身の父親、母親を投影して腹が立っているのだということを体感的にすでに知っていました」と答えさせていただきました。

実は、NLP というのは、1975 年にセラピーの新しい一派として誕生したとき、殴り合うようなハードなセラピーでは、一時的な感情解放だけしか生まれないので、もっと恒常的な変化を抜本的に生み出すために、各選択点で何をすればいいか、をモデリングした上で公式化 (演習化) して、生まれた方法論なので、西洋では、「現実は仮装現実でしかない」ことが当然の前提になった上で、NLP の各テクニックが開発されてきています。

(言い換えれば、NLP の演習は、すべて、あくまでも現実の場でのリアルタイムの自分の対応を改善するための「ロールプレーの想定予行演習」とし生まれているのであって、自己満足の「練習のための練習」のために生まれたものではありません。この辺を履き違える人は、西洋にはほとんどいない、と私には思えています。)

その意味で、私が西洋人に対して、「NLP は現実を変える」、「NLP の自己適用が最重要だ」と言う場合、「リアルタイムでの選択点の行動選択肢を増やすこと」を意味していることは、即相手に通じますが、そのようなセラピーの伝統も、「現実は仮装現実でしかない」という前提もほとんどない日本の何も知らない自己啓発者/新参 NLP 学習者等には、そのように理解される可能性はほとんどなく、極言すれば、過去 12 年間の私の NLP 講義人生において、最初から最後まで「完全なボタンの掛け違い」があったことは、極めて不幸なことだったようにも思えます。

以上が、私の自己啓発/NLP 業界における「コペルニクス的転換」の発見の概要ですが、実は、私はすでに「リアルタイムでの選択点の行動選択肢を増やす」ためのワークを開発していて、上述のように、そのワーク体験者からは、「これまでで一番腑に落ちました」、「今までの NLP のコンテンツとはまったく別の次元の『NLP の現実へ落とし込み』に関するノウハウなのでびっくりしました」、「もう以前の自分に後戻りはしないと確信しています」といった感想をもらっています。

現在、私は、NLP 資格コース業界から離れていますので、私は、今後、「NLP の現実へ落とし込みに関するノウハウの開発者」としてのワークに特化することで、実にすばらしい NLP の技能を現実に適用できていなくて、「宝の持ち腐れ」になっている数多くの方々の真の自己変化と自己拡張と独立自立を支援させていただき、このことで、「ボトムアップ」的に日本を変えていきたいと思っているところです。

いずれにしても、この、私にとって灯台下暗しの大発見は、国内における自己啓発/NLP 業界の人々の学習のし方を、「大革命」のように抜本的に根底から変えてしまう可能性がある、と私は考えています。私自身は、過去 27 年間「ごく当たり前」のことを粛々と続けてきているだけで、かつ、これまでこの「暗黙知」を明示化できてきていなかったことに関しては、非常に冷めていますが、しかし、同時に、この「認識論の大革命」によって救われる人々がたぶん数千人単位で現れるだろうという展望に関しては、非常に興奮を覚えています。

別の観点からさらに言うと、これだけ (現実とは違うファンタジーの世界の) コミックとコンピュータ ゲームが大好きな日本人が、これだけ「スリリング」で「エキサイティング」で「マーヴァレス」な「現実を材料にした自由自在の仮想コンピュータ ゲーム」である「NLP の現実への落とし込みゲーム」にはまらないのは、私には、まったく文字通りの究極の逆説のように思えます。

はまらない理由は、「ほとんどの日本人は、デカルト/ニュートンのパラダイムの中で生きていて、『現実』は変わらないと思いこんでいる」 400 年前のパラダイムに生きているからで (!)、西洋では、20 世紀初頭の相対性理論と量子力学の誕生以来、ヒッピー カルチャーの化学的変性意識、ホログラフィー、ニューサイエンス、コンピュータとインターネットの仮想現実、その他の新しい「パラダイム シフト」の実際的体験が社会に広く定着しているので、「NLP の現実への落とし込みゲーム」にはまる文化的土台があったわけですが、逆に、私が開発した「NLP の現実への落とし込みのノウハウ」ワークを通じて、日本人の方々が、自分が現実だと思っているものが実は仮想現実にすぎないということについて、体験的に腑に落ち始めたら、私には、おそらく、日本人は、現在西洋人が可能になっているレベル以上の (「NLP の現実への落とし込み」に基づいた) 「現実という名のコンピュータ ゲームの達人」になれると思えます。

私のこの推論が含蓄することは、空恐ろしいことかもしれません。そうなると、おそらく、日本人は、自由自在に自分のボックス (世界地図) から出れるようになり、真の意味で、「パンドラの箱が開いて」しまい、自由自在に個人として、日本人として、独自の現実を創出し、世界に発信し始めるかもしれないからです。

この展望は、私にとって、上述の「『認識論の大革命』によって救われる人々がたぶん数千人単位で現れるだろうという展望」よりもさらに興奮を覚えるものです。

以上の私の「コペルニクス的転換」の発見に興味のある方からはぜひ感想/質問をいただきたいと思います。また、この「NLP の現実へ落とし込みに関するノウハウ」に興味のある方には、特別にこのワークに特化した個人セッション パッケージを個別にオファーさせていただきたいと思っています。体験紹介セッションの受講も可能です。ご興味あれば、以下にメールでご連絡ください。

info@office-kitaoka.co.jp

(ちなみに、私は、月に一度程度関西方面に出張することになっていて、最近は、大阪や京都や名古屋等で個人セッションを開講しています。遠方であることを理由に私のワークを受講できてきていない方々も、どうか関西/中部地区での私のワーク受講の可能性があることを念頭に入れていただけたら幸いです。)

また、まず私の人となりを知りたい方は、以下のイブニング ワークに参加されるようお勧めいたします。次回のイブニングでは、「コペルニクス的大転換」、なぜ NLP を学んでも現実が変わらないのかのメカニズム、三日坊主の克服法等がカバーされる予定です。

作成 2022/12/20