以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「新編 新・これが本物の NLP だ!」第 20 号 (2014.1.17 刊) からの抜粋引用です。

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今回は、以下のトピックがカバーされています。

1.第 6 回「自由人育成セミナー」報告:『習慣の力』について
2.2014 年 2 月 8 日 & 9 日ゼロ地場パワースポット特別合宿情報

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1.第 6 回「自由人育成セミナー」報告:『習慣の力』について

1/16 に第 6 回「自由人育成セミナー」が開講されましたが、興味深いことが起こったので、報告させていただきたいと思いました。

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最近、ある方に勧められて、チャールズ・デュヒッグ著の『習慣の力』を読みましたが、これは非常に興味深い本と思いました。この方法論は、スターバックスの社内教育等にも取り入れられているようです。

『習慣の力』は、380 ページの本ですが、要は、ポイントは、以下の図式に集約されるかと思います (http://www.creativity.co.uk/creativity/jp/magazine/images/habit.jpg にもアップされています)。

この図式の意味は、ある「きっかけ」 (NLP のいう「アンカー」) があると、自動的な「ルーチン」 (NLP のいう「プログラミング」) が発動して、ある「報酬」を得ようとするが、そのきっかけと報酬は変えないまま、その報酬を得るための中央部の過程であるルーチンを変えることができる、というものです。

たとえば、左図に示されているように、「安堵感」という報酬を得るために、あるきっかけをもとに、通常はアルコールに依存してしまう人がいるとしたら、右図のように、同じきっかけをもとに、たとえば、人との歓談という過程を通じて同じ安堵感という報酬を得ることができ、これによって、アルコール依存症という習慣を変えることができる、というものです。

これにつきましては、私は、第 6 回「自由人育成セミナー」で、以下の三点を指摘させていただきました。

1) この『習慣の力』のモデルは、以下の 4 つのモデルと密接に関連している。

* 北岡のいう「入力 → ブラックボックス → 出力」モデル
* ミラー、ガランター、プリブラムの TOTE モデル
* スティーブン コヴィーの「刺激と反応の間にスペースがある」という格言
* (ダイヤモンド社刊『人前で話すのがラクになる!5つの魔法』の中で) 金光サリィ氏がいう、身体機能の「食べ物の摂取 → 代謝 → 排泄」になぞらえた「情報の入力 → 記憶の更新 → 発信」モデル

2) ただし、上記の 4 つのモデルは中央の「ブラックボックス (= プログラミング)」の部分を変えると出力の部分が変化するが、『習慣の力』のモデルは、出力である「報酬」は変化しないという決定的な違いがある。

3) 『習慣の力』のモデルは、その意味で、上記の 4 つのモデルと、「意図と結果」 (リラクゼーションという意図を満たすためにアルコール依存症という結果が生じている) に基づいた NLP の「6 ステップ リフレーミング」のモデルの両方を内包した、非常に簡潔なモデルであるように思われる。

私は、『習慣の力』を読んだとき、上記の 1) の観点から見た、新しい私自身の簡易テクニックを作り出せると思い、同時に、3) の観点から、「6 ステップ リフレーミング」を簡略化したグリンダー氏の「無意識シグナル (内なる医者)」をさらに簡略化した私自身の無意識テクニックを編み出せると思いました。

実は、「自由人育成セミナー」では、第 5 回から、私は、自分自身が考案したテクニックを紹介したいと言ってきていて、新テクニックを紹介させていただいた第 5 回に引き続き、第 6 回でも、『習慣の力』のモデルに基づいた「無意識シグナル (内なる医者)」をさらに簡略化した私自身の無意識テクニックを紹介させていただきました。

また、今回は少数精鋭だったので、お二人の方にデモ演習をさせていただきましたが、これも新しい試みでした。

二つのデモ演習とも、実験的に、ある程度のコンテンツを意識化するワークとなりましたが、私としては、極めて、興味深く、かつ効果的なワークになったかと思っています (実は、サイキックなレベルで言って、この二つのデモ演習の後、「浄化」と言っていいくらいの劇的な変化が私 (の身体) に起こりました)。

なお、『習慣の力』のモデルに基づいたもう一つの私の考案テクニックにつきましては、アンカーリングの基礎的なメカニズムに関連しているので、(本来は、北岡のプラクティショナー コースの第一モジュールの内容が講義される) 以下の 2 月 8 日 & 9 日ゼロ地場特別合宿で、時間を見つけて、披露させていただきたいと思っているところです。

追記: 私は、今後も引き続き、本メルマガにおいて、さまざまな興味深い NLP 関連のトピックについて語っていきたいと思っています。

同時に、以下にある「北岡泰典特別無料メール講座」も発信していきますが、ここでは、「裏情報」の提供と「ワーク参加費恩典オファー」等がなされるものとします。

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2.2014 年 2 月 8 日 & 9 日ゼロ地場パワースポット特別合宿情報

(株) オフィス北岡では、今回、東丹沢にあるゼロ地場で特別合宿ワークを開催することになりました。

本ワークは、神奈川県厚木市にある「パワースポットの温泉施設」で行われる、NLP プラクティショナー (実践家) のための一泊二日のブラシュアップ合宿ワークです。

NLP トレーナーズ トレーナーの北岡泰典は、習得した NLP をどのように日常生活で実地に落とし込めるか、あるいは、NLP トレーナーとしてどのように NLP を他の人々に教えられるかについてのノウハウを自身の資格コースで教えてきていましたが、改めて「基本的な NLP の教え方」を教えるワークを企画してみたいと思いました。

ということで、今回、日常的な環境を離れた、心身をリフレッシュできる保養地で、北岡のプラクティショナー コース第一モジュールのコンテンツを凝縮した形で教える集中ワークを合宿の形式で開講することにしました。

「NLP の教え方を教える」ワークではありますが、NLP の基本的なノウハウを学ぶことができる、実際にグループ演習の機会もある場ですので、NLP を少し学んだ方々および NLP 初心者の方々も、非常に実りが多いワークとなるでしょう。

北岡の人となりに触れることができる機会にもなりますので、このリラックスした環境であるパワースポットの温泉施設での合宿ワークへの参加を検討したいただけたら幸甚です。

参考までに、以下に北岡のプラクティショナー コースの第一モジュールの内容を記します (時間の制約上、これらのすべてのトピックがカバーされるわけではないことを事前にご了承ください)。

NLPの背景・原則
ペイツン式認識論
パロアルトグループについて
エリクソン式催眠
プリーフセラピー/コンテントフリーセラピー
NLP諸前提
4タップル
眼球動作パターン
アンカーリング

以下が開催概要です。

【ゼロ磁場 NLP 特別合宿概要】

日程:
2月8日13時スタート
2月9日14時終了
(終了後、希望者で近くのお店で懇親会を予定しています)

(食事は、8日17時夕食、9日8時朝食がつきます。
9日の昼食はつきませんのでご了承ください。
また、チェックアウト後の温泉入浴が可能です。)

合宿会場:
神奈川県本厚木七沢荘
神奈川県厚木市七沢1826
046-248-0236
http://nanasawasou.jp/access/

特別参加費:
60,000 円+税 (計 63,000 円)

定員:
15 名
(一定参加数に達しない場合は、開催を中止する場合があることを予めご了承ください。)

主催 :株式会社 オフィス北岡 (CEO 北岡泰典)

参加に興味のある方は、以下のページの申し込みフォームからお申し込みください。

http://www.office-kitaoka.co.jp/event/1402_work/

作成 2022/11/20