以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「新編 新・これが本物の NLP だ!」第 16 号 (2013.10.9 刊) からの抜粋引用です。

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今回は、以下のトピックがカバーされています。

1.ロンドン紀行

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1.ロンドン紀行

現在、私は、永住権ビザの書き換えの都合で、過去に十数年間滞在した英国ロンドン市に滞在しています。

今回 2 年ぶりに渡英して気づいたことは、改めて、道を歩いたり、地下鉄に乗っている欧米人は「アグレッシブ」なエネルギーを出している、という点です。否応なしに、肉食人種であると形容してもいいと思います (また、改めて、地下鉄に乗っても、日本の場合のように、スーツ姿のサラリーマンを見かけることはほぼないことに気づきます。会社に勤めないとしたら、一般の英国人は何で生計を立てているのかが、私にはいまだに謎です)。

(ちなみに、本日、長年の知り合いの方と久しぶりに会って、夕食をともにしましたが、オカルトの傾向のある欧州人の彼女は、たぶん、2012 年暮れのマヤ暦の最後以来、どうもロンドン人は、以前よりももっとアグレッシブになっているし、街中でも以前ほどスーツ姿のサラリーマンを見かけない、とコメントしてくれて、私の今回のロンドンの印象を裏書きしてくれたので、私の意見が私だけの幻想ではないことがわかりました。確かに、ロンドン人は、以前に増して、攻撃的で、気短かになっているようです。ただし、彼女は、それでも、ロンドンは文化的にいところだし、毎日いろんなことが起こっている刺激的な街だ、と付け加えました。)

私自身は、1981 年以来 2001年まで海外生活をしていたので、英国等では、この攻撃的な欧米人のエネルギーはしごく当たり前と感じてずっと生活してきていましたが、過去 12 年間日本に滞在して、(若干からかなりの程度まで) 「再日本人化」された後、改めて、日本人の農耕民族性と欧米の狩猟民族性の差は、確かに、一般の日本人の方々には、ある意味、理解を超えているような思いもします (浦賀・下田に来航したペリー軍艦の乗組員の唐人を初めて見た日本人の畏怖感、拒絶感等が 160 年経っても、まだ民族意識と根深く残っていると言っても、過言ではないのかもしれません)。

このことは、私にとって、いくつかの意味合いをもっています。

まず、これまで、私は、たとえば、日本を出たことがない日本人が、「日本文化、日本語、日本食が最高です」と主張することが理解がまったくできませんでしたが、これは、いたし方ないのかもしれない、とも思える部分が、今あります。

次に、私は、西洋生まれの NLP を「最高の形」で国内にそのまま持ち込もうとしてしてきていましたが、西洋と日本の差が理解を超えている日本人にはあまり馴染まなったことも、理解できる部分があります。

最後に、そうは言いつつも、私は、「自分自身の既成概念を壊す」ことが最大の美徳であると思っていますので、できるだけ多くの日本人の方々に、日本のよさと欧米のよさを客観的に、体験的に知った後、二つの文化を止揚統合するような方向に進んでいただきたいと渇望しています。

さらに、私自身は、現在、英語を話す欧米人の市場に本格的に参入しようとしているところで、私自身、先陣を切って、日本人のよさを世界にアピールしていきたいと思っているところです。

ちなみに、今回のロンドン滞在中に撮った写真を紹介したいと思いました (この写真は、http://www.creativity.co.uk/creativity/jp/magazine/images/london_2013.jpg でも閲覧可能です)。

上部の写真二枚は、私のお気に入りに英国のカフェ「プレタ マンジェ」(「すぐに食べれる」を意味するフランス語です) 店の内と外です。自然主義志向のあるこのカフェは、2002 年に日本に上陸しましたが、たぶん、国内にはブラウン ブレッドの食習慣がないためか、約 1 年後に撤退してしまいました。

左下の写真は、私が 80 年代後半に 2 年間勤めていた、ハノーバー スクエアにある日本の某航空会社の子会社が運営するお土産店があったビルです。バブルの当時は、非常に多くの日本人観光客が英国をはじめとする欧州を訪れていましたが、当時の面影はもはやない、「栄枯衰退」の感じです。

右下の写真は、英国博物館の内部です。現在、「日本の春画」のコレクションが特別展示されています。訪れてみましたが、非常に興味深い、江戸時代等の「ポルノグラフィー」が閲覧できました。

作成 2022/11/16