以下の文章は、北岡泰典のメルマガ「新編 新・これが本物の NLP だ!」第 11 号 (2013.8.9 刊) からの抜粋引用です。

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今回は、以下のトピックがカバーされています。

1.「北岡メソッド」ワーク二日目の報告&ワーク後感想

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1.「北岡メソッド」ワーク二日目の報告&ワーク後感想

最新情報: 「北岡メソッド」の YoutTube 紹介映像が以下で公開されています。

一日目「悟りとメタ視点」紹介映像:
http://www.youtube.com/watch?v=1Yvm1tPk8DU

二日目「セラピーと NLP」紹介映像:
http://www.youtube.com/watch?v=7Hy0s6WWzSE

先週末に開催された「北岡メソッド」ワークの初日のワークについては、「北岡メソッド FAQ6: 『北岡メソッド』ワーク初日について」で報告していますので、そのページを参照してください。

ワーク二日目の朝の質疑応答では、NLP の真の革命性を体感するためには、NLP 以前のセラピー、瞑想、催眠等を経験しておく必要のある点が、改めて強調されました。

その意味で、北岡は NLP 資格認定ビジネス業界では NLP だけを教えてきていましたが、今後は、「北岡メソッド」ワークの枠内で、(ホロトロピック) ブレスワーク、バグワン シュリ ラジニーシ (Osho) の瞑想等を含めて、「縦横無尽」に様々な方法論を教授していきたいと思っているところです。

午後のワークでは、まず、最近のダレン ブラウンの「暗殺者」という約 1 時間の YouTube 動画についての完全解説がなされました。これは、ロバート ケネディの暗殺者が CIA に催眠をかけられ、そのことに関して記憶喪失が起こるように暗示をかけられているのではないかという「陰謀説」を証明するために、ブラウンがある普通の市民を選び、その人を暗殺者に仕立て上げて、劇場内で、著名な英国のコメディアンを「暗殺」できるかどうかの実験をしたテレビ番組の動画です。

ブラウンは、テレビ番組内では催眠手法そのものはオンエアできないと言っていますが、もっとも暗示がかかりやすい人の見つけ方、その人にどう完全記憶喪失を引き起こすか、どのように銃の打ち方を教えるか、どのように「射撃者モード」に入らせることができるか、等については、おそらくある程度催眠技法を正式に学んでいる人にとっては、ほぼ全面的にノウハウが完全開示されてしまっています。

最後に劇場の天井桟敷にいる「暗殺者」が、射撃者モードになって舞台上のコメディアンに向かって銃を発砲する際、銃はおもちゃで、コメディアンの右胸からほとばしる血は偽物ですが、それ以外は、すべて「がちんこ」で、「殺す意図のない人を暗殺者に仕立てることは不可能だ」と主張する番組内の複数のゲスト心理学者の意見に反して、ロバート ケネディ暗殺の陰謀説が証明された形になっています。

このような「空恐ろしい」動画が YouTube で公開されていることは、いかなる意味においても「ありえない」ことで (しかし、ありえていますが)、「この番組は絶対アメリカでは放映禁止だろう」という見方もさもありんと思います。

いずれにしても、俺俺詐欺等が話題になっている日本の「犯罪事情」をはるかに超えた犯罪関連のノウハウの公共での開示が英国では実際に起こっています。

午後の二つ目のワークとして、北岡式の非常に簡単な呼吸瞑想が紹介されました。私自身、音源を用意していなかったので、参加者の方の iPhone 音源を使わせていただきました。

私自身、瞑想中に何が起こっても失敗はない、という立場で、何が起こっても OK で、そのことをただ観察すればいい、という立場を取っています (この立場は、たぶん、クライアントのプロセスに介入しないという吉福伸逸氏の立場と通じていると思います。また、この立場は、催眠誘導中に何が起こっても、私はそれを「活用」できる、という私の自信と関係しているように見えることは興味深いことです)。

この観点から言うと、瞑想の最後の方で、私が、瞑想を徐々に終わらせようとして、単に iPhone の音量を下げようとしただけなのに、iPhone の所有者が慌ただしく飛んできて、音楽を「強引」にオフにしたり、瞑想後の質疑応答の場での (瞑想はあまりピンと来ていないように見えた) 一人の参加者の「何が起こったかわからないです」という発言に単に合わせて「この瞑想は失敗でしたね」と言った私の言質をとって、他の参加者が、後で、「あの瞑想は失敗だったのですね?」と私に聞いてきたことは、非常に興味深いと思いました。

この意味から言っても、瞑想が何であるかを、私がワーク参加者に実体験的に教える必要性が大いにあると、改めて感じさせていただきました。

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なお、今後の「北岡メソッド」ワークがカバーするエリアとして以下のようなものがあることが提案されました。

* 北岡樹形相関図
* サイバーブック
* ダレン ブラウン
* セラピー/催眠
* 瞑想
* 印度哲学
* NLP (特にコンテントフリーとメタ ポジションについて)
* トランスパーソナル心理学

北岡としては、「北岡メソッド」ワークに関して、「ビジョンについて」で書かせていただいた以下の思いを新たに強くもちました。

「私は、国内のニートの方々の独立支援をして、独立志向のある『自分の頭で考える』人材を育成させていただきたい一方で、団塊の世代を含むシニアの方々 (中略) の活性化と独立支援に貢献させていただけるのではと思っています。

私自身は、幕末の吉田松陰の松下村塾のような教育の場を (自分自身だけでは無理なので、私のビジョンに賛同していただける方々とともに) に作り、『平成維新』 (厳密には、次の元号になるべきでしょうが) を起こして、真の精神的革命を起こしたいと思っているところです。」

なお、以下に、「北岡メソッド」ブログで紹介されたワーク後感想 FAQ を引用します。

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北岡メソッド FAQ7: 週末に「北岡メソッド」ワーク初回が開講されたましたが、参加者の感想をお聞きしたたいのですが。

A: 参加者の感想を二ついただいたので、以下に紹介させていただきます。


感想その一

北岡メソッドの感想です。

私の今までのNLPの、メタ・ポジション=悟った状態・・・という認識が、違っていたということに今回、大きな気付きがありました。
北岡先生のメタ・ポジションについての考え方は「悟った究極」の状態では無く、「悟る努力をした状態こそが本当の悟りである」ということにあらためて気付かされたことに今回、参加させていただいて本当に良かったと思います。

また、このメソッド中に、「後継者育成」という言葉が北岡先生から出ましたが、まさしく先生の、一方通行での指導ではなく、弟子のNLPのコンテンツについての質問に対して、レベルに応じた懇切丁寧な回答をしていただけました。
その意味で、特に今後、(他団体認定を含む)トレーナーの方たちが参加していけば、さらに先生は引き出しを開けて、私たちのレベルアップをはかっていただけることは間違いないと思います。

ニューヨークのアクターズ・スタジオの芸術監督であった、リ―・ストラスバーグは「このスタジオはお客には見せられない俳優訓練の聖域である」とアクターズ・スタジオのことを過去、語ったことがあります。
その意味では、今回、開始された北岡メソッドも・・・。
「北岡先生により、クライアントには見せられないNLPのマインドとその訓練の聖域を体験することによってプロのトレーナーとして向上し、逆にクライアントに対する現場での最高のパフォーマンス発揮できる状態になれることが約束できる」

・・・場であると感じました。


感想その二

第一回北岡メソッドに参加させていただき、ありがとうございます。
私は、北岡先生の樹形図にもっとも興味を持ち、実はその解説に最も引き込まれました。

先生がNLPやその背景となる心理学はもちろんのこと、催眠やNLP誕生以前のセラピーにも造詣が深いのは、
存じていましたし、ラジニーシやヴェーダンタなどの精神世界にも精通していることも存じていましたが、

今回特に引き込まれたのは、トランスパーソナル心理学の範疇の講義と、NLP以前のセラピーとの対比におけるNLPの革新性についてです。
先生がNLP以前のセラピーを知らないなら、NLPの革新性が理解できないというようなことをおっしゃていたのを思い出します。
実は、最近臨床心理学とトランスパーソナル心理学については個人的に書籍を数冊読んでいました。
あるいは、このことが後押ししたのかもしれませんが、大変興味深いというにふさわしい内容でした。

1990年代以降の最新の臨床心理学では、Meta cognitive という言葉は、欠かせないものになっている様に見えますが、NLP以前は、
私にはいまだ、セラピーの中にメタの概念が明示的にあったことは発見できませんし、コンテントフリーも見当たりません。

さらにその他の部分で焦点を絞ると、詳細に入ってしまいますが、ホロトロピックブレスワークやリバーシングや退行催眠については
ぜひ体験してみたいと思います。

たしか、ブログの北岡メソッドの第一稿は、吉福 伸逸さんの追悼記事だったと思いますが、先生が出席された吉福さんのワークの雰囲気を
受け継ぐのは、北岡メソッドしかないのではないでしょうか?

そういえば、ヴェーダンタ、瞑想、神秘主義、変性意識、NLP、その他セラピー、催眠、MRIの研究について広範囲に学んだり体験できたり
することも、北岡メソッドでしか実現しないような気がします。

先生の授業はNLPでもそうなのですが、必ず左脳的解説の種明かしと右脳的体験がセットになっています。
考えてみると、自らを神秘主義者と言う方が、魔術を解析して種明かししてしまうのは、先生の口癖をまねますが、「大変興味深い」ですね。
それから、先生の樹形図は、サブカルですね。
ベイツンのブランチだけは、明らかに正統派でアカデミックだと思うのですが、そのほかは、サブカルという表現で間違いないでしょうか?

北岡メソッドがサイコウィキリークスという感じがするのは私だけでしょうか?
余計なおせっかいかもしれませんが、やばい話がたくさんありすぎて、聞いているほうがひやひやするのですが、先生はこれを映像に残すと
おっしゃていたように思います。
音声を消さないと本当にまずいと思います。でも、あぶない部分の音声を消すなら、ピーの音だけになってしまいます。
映像を残すのは、無理じゃないでしょうか?

とはいえ、次回が楽しみです。 ありがとうございました。


北岡追記: たしかに「北岡メソッド」の初日の朝の質疑応答は、少数精鋭だったので、「やばい話がたくさんありすぎて」、現在公開されている「初日の紹介映像」も、かなりのカット編集が加えられています。今後、第一回ワークの映像が公開される場合も、大幅な編集がなされることが予想されます。

ただ、現在、別途、「北岡の奥義」を語りまくった 30 分間の特別音源の公開は考えています。これは、「北岡泰典樹形相関図」をダウンロードされた方々への特別恩典提供という形を取る予定です。ご興味がある方はこの樹形相関図を無料ダウンロードしてください。

作成 2022/11/11